というタイトルの永六輔さんの本読んでます。i^^;

永六輔さんが「男やもめ3年生」になった頃書かれたエッセイをまとめたものです。
普通、この程度の本だったら一日くらいで読んじゃうんですけど、やっぱダメです…
読んでる最中、泣けて泣けてなんどもメガネを外してティッシュで鼻をかんで一向に進みません。(;_;)
そもそも、こういった本はいままであえて避けてきたのに、
今回この本の「まえがき」に
『男やもめになった直後と、三年が過ぎた今では、余裕が違う。笑うことが戻ってきた。』
と書かれてたから、
一年が過ぎようとしてる今なら読めるかも知れないと思ってしまったのですが…
まだまだ「一年生」には早すぎたようです。i^^;
割とおちついて読めたパートは小室等さんと谷川俊太郎さんの三人での座談会でした。
永さんは奥さんが亡くなっても泣かなかったそうです…
葬儀の間も、テレビやラジオに出たときも平静をよそおい人前では決して泣かなかった…
そんな永さんが泣いたのは小室さんのコンサートで
「この会場に、本当は泣きたい気分なのに泣かない人がいます。
その人の為に歌います。
……上を向いて歩こう」
静かに歌う小室さんに涙があふれてきたそうです。
と言う、イントロ部分ではもらい泣きしてしまいましたが
あとの中身は「介護」のはなしがテーマだったのでけっこう冷静に読めました。
言葉ひとつで治ったり悪くなったりと「言葉」がとても大事だったり、
「笑い」は免疫力もあがるし笑わせるのは大事な介護だとか、勉強にもなりました。
同じように奥さんをがんで亡くされてる田原総一朗さんとの対談では
「本当は無理に元気にしているよりは、メソメソしてるほうが絶対に楽なんですね。」
と永さんが話していて、
あ〜、自分はやっぱり楽してたんだ。とつくづく思い知らされたり…
もうじき二年生になるわたし、永さんみたいに毎日カミさんに絵はがきを書けませんが
『泣くがいやさに笑ってござる』
そうやって毎日生きていこうと思います。i^^;